窓がないここでもうすぐ鳥 だった
気がつくと違う風景にいる小指
苔の一人称を知った日
風はどっちふく、しまはあっ、ち たぶんね
葬式の帰りに買ったあまいパン
とおい雪 ふれるための儀式
きみが立っ、ているから 光をかぶって
のぱのぱは未来が鳴いている音
これ、傘立てが歩いた跡らしい
シャツが燃えたらバジルの香り
このように 子どもが帽子を叱ってた
まな板になりたかった MacBook
「秋を返して」と刻む包丁
洗濯は夜中にしたい鳴らしたい
おおらかな概念だから、 吹いてみて
原色の子 唇の皺に住む妖精
発、熱、あとがきを飛んでいる馬
ねえメロディ、 弾けたからだを三つ編みに
眠りたくない子のための ソケリッサ
そう、それは 道草だけどレボリューション
眠いなら起きなくて いいゆりかもめ
再演しといて、いま、ここ、滅亡
うつ、らうつ、らとしている子、 ようこそ
不眠症の白鳥を抱き抱えては
天ぷら鍋がほしい、盾になるから
日曜のスタバですること 湖の行き方ばかり調べたりする
木が暗くなっているけど わたしたち まだ午前中と仮定している
今日もどこかが 震源となるリアリティ
まにあわないまにあわいくも
騙し騙し育っていく枕
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